オイルキャッチタンク

某日、オクヤマさんが営業にいらっしゃった時に『こんなの作ってよ』と言っていたのですが、
すぐに製作に入っていただきE36/M3用のオイルキャッチタンクがほぼ完成しました。
写真はテスト品なので製品版は仕上がりがもっと良いみたいです。

ボクが要望したのはただのオイルキャッチタンクではなく、
ブローバイガスと同時に排出されたオイルをオイルパンにリターンさせる構造です。
国産車では当たり前の構造だし、当店の318isもワンオフで作ってありリターンされます。
輸入車ではなかなかこのようなポン付け出来る物はなく実車に合わせて作るしかありませんでした。

実際サーキットを走っているM3はサージタンク内に大量にオイルが出てる車両が多いのです。
サージタンク内に入ったオイルは純正でもオイルパンに戻る構造にはなっていますが、
正直それでもオイルを吸い込んでいるし、サージタンク内が汚れるのも気持ち良くないですよね。
でもあまりにも酷いオイルの噴出しは機械的なトラブルを解決しないと駄目ですよ。

E36/M3用はほぼ完成なので、E46/M3の製作に取り掛かってもらいます。
後ボクが他にもE92/M3用で要望した物も、きっと作ってくれると思います（笑）

ハイパーミーティング2009

4/12（日）筑波で行われたハイパーミーティングに行ってきました。
当日色々な業界人とお会いしたのですが、口を合わせたように『なんでいるの？』と言われました（笑）
当店は輸入車を中心としたアシ屋なので、国産車のイベントにボクがいるのも不思議だったのでしょう。

しかし今回は『見学』ではなく『参加』してきたのです。
実は今回は3社合同で作り上げたエボ10をHYPER BATTLEでタイムアタックです。

エンジンを担当して頂いた『G-force』さんは
ブーストアップ、インタークーラ、カム、コンピューターとライトチューンですが
さすがとしか言えない位かなり出力を上げてきました。

そして空力担当は『VARIS』さんです。
見た目も超カッコいいのですが、ちゃんと空力を考えられてます。
しかも前後カーボンドアは超イカツイのですが、ドアだけでも70KG以上の軽量化されているんです!?

そして『SUNBEAM』はアシ担当です。
実はスポンンサー様の兼ね合いで、急遽今までのアシを外して『SPIRIT』社製のアシに変更。
しかしあまりにタイトな予定で、イベント前々日にリアデフ交換、
前日にサスペンション仕様変更を行いました。
(一応前の週にテストはしたんだけどお話しにならない状態だったので)
当然前日の仕様変更だったのでサーキットでテストする事もできません。。。
そこで当店のエボ乗りさんにご協力頂いて朝までSETを出してました。

余談ですがこのエボ乗りさんの感覚は一般人にしておくのは勿体無い（笑）
ボクも車の状況を判断するのは早いのですが、ボクと同じタイミングで
ボクと同じ状況判断が出来る方なのです。

とりあえずボク達が納得出来る仕様になったので、そのままローダーに載せて筑波にゴーです。
午前中は涼しかったのでこのまま午後のHYPER BATTLEまでもつと思ったのですが、
ジリジリ外気温が上がっていき、半そででも暑い位になってしまいました。
タイヤはYOKOHAMAのA050G/Sコンパウンド。
タイムは絶望的だと思っていたのですが、さすが天才ドライバー谷口 信輝選手。
この悪条件での中、1分0秒6という脅威的なタイムを叩き出してくれました。
肝心のアシのSETはどうかと聞いてみると『超いいよ。全く問題ない』との事。
このお言葉を聞いた瞬間、一睡もせずにSETした甲斐があったなと安心しました。

今回の筑波はシェイクダウンだったのですが、
この結果は3社プロ集団だからこその結果だったと思います。
今度の土日（18日、19日）はエボのSPIRIT試乗会を行います。
『SPIRIT』はまだマイナーなメーカーですが、試乗していただけたら納得の一品です。
タイムアタックしたままのSETにしておきますので是非ご来店ください。

R56 MINI デモカー登場

ちょっとお知らせが遅くなってしまいましたが、
デモカーとしてR56 MINIを当店で導入しました。
写真はFOR SALEになってますが気にしないでください（笑）
デモカーというとカッコイイエアロやホイルなどショーカー的なデモカーのイメージがありますが、
今回当店のコンセプトとしては気軽にお客様が試乗出来る車を作ります。
もっと詳しくご説明すると月ごとに各メーカーのショック（サスキット）を体感していただけます。

4月はKONI FSD
5月はKONI SPORTS
6月はBILSTEIN　エグゼクティブチューニングの予定となっています。

普通であればタイヤホイルはすぐにでも交換してしまいますが、
あえてランフラットタイヤ、ホイルのままでショック（アシ）のみの評価出来るようにしてあります。

またブレーキパッドも何を選んで良いのか迷ってしまう位色々なメーカーがありますが、
ブレーキパッドも初回はZZDのGN材をチョイスしましたので
ブレーキの特性をお客様が直接体験出来るようにしております。
このデモカーはATですので皆様お気軽に試乗してください。
この3ヶ月はノーマルスプリングでショックを変えてどの位乗り心地が良くなるか体感できます。
6月以降はサスキットになるかもしれません。
（裏を返せば月が替わってしまうとアシも変わってしまいますのでご注意ください）

ポルシェ 911

今日は常連のお客様がポルシェ911を乗って来られました。
1965年式の初代911です。
エンジンは2L、水平対向6気筒でウェーバーのキャブが付いてます。
エンジンをかけてみると、古くてもポルシェ！って感じです。



現代のポルシェに比べるとブレーキも効かないし、右のミラーも全く見えないけど、
乗ってみるとやっぱりポルシェでした。
ビンテージカーは乗るとこんなもんか、って思ってしまうのですが、
久々にこの車いいなって思える良い車でした。

※今週はちょっときびしかったです。
明日は個人的にお休みさせていただきます。

朝から作業中

今日は朝一からW202のアラゴスタ特注ショックとブッシュ交換をしております。
W202のアラゴスタは以前も作製していますので、比較的に簡単に製作可能です。
写真のリンク類はリアの物で、プレスでブッシュを打ちかえるよりも
アッセンブリーで交換してしまったほうが逆にお安くできるのです。
ちょっとまだ作業中ですので詳細は後日！